「いつかは英語を理解して、話せるようになりたいな」
そんな風に夢見たまま、気付いたらもうアラサーになってしまっていました。
今までの無気力でやる気のない自分に危機感を覚えて何かしよう! と思ってやり始めたのが、英語の勉強でした。
色んな発音教材を10冊以上試したわたしが唯一続けられて、続けたからこその効果を感じて、本気でおすすめするイギリス英語発音教材をご紹介します!
英語学習、やろうと思っても続かないんですよね~。
わたし個人としては、以下3つの理由がメインで、全然続きませんでした。
・やっても短期間では効果を感じられない
・自分のやり方に自信を持てず、別の方法を探すジプシーの旅に出てしまう
今回紹介する『まずはこれだけ!イギリス英語発音超入門』は、上記3つの問題を解決することができます。
→1回15分未満の音声で時間取られない
・やっても短期間では効果を感じられない
→3ヶ月で効果を感じた
・自分のやり方に自信を持てず、別の方法を探すジプシーの旅に出てしまう
→効果が感じられたので別の勉強法を探さなくてOK
英語学習を継続できて自信を持てたし、リスニング・スピーキングの結果もついてくるという、めちゃくちゃ素晴らしい本なので、詳しく説明しますね!
『まずはこれだけ!イギリス英語発音超入門』とは?
英語界隈でも特にイギリス発音で有名で、イギリス英語発音指導なんかもされている、犬童雄亮さん(Mr Brolly/ぶろりさん:Twitter)のイギリス英語発音の本です。
全73P・音声約13分のコンパクト構成
Amazonレビューを見ると、「ページ数が少ない」みたいな声があるようです。
が、わたしみたいなハチャメチャ初心者なズボラにとっては、全1時間の音源とかだともう使いこなせないってやる前から諦めるレベル(マジで根性無し)なんですよね。
今までの大体の発音本が1時間以上あったので積読本が増える増える……。
なので、むしろコンパクトにしてくださって本当にありがとうと言いたいです。
他のどの発音本も続かなかったけど、この本だけは続けられたんですよね。
15分未満で全発音を1週できるの、マジで凄いと思う。
英語勉強初心者の少ない勉強時間にも対応できるし、中上級者の方なら発音の基本に立ち返るための15分としてもめちゃくちゃ使えると思います。
著者の素晴らしい音源
ネイティブや帰国子女等ではなく努力して発音を勉強された著者が、めちゃくちゃに美しいイギリス英語発音で音声収録されているのが、この本の凄いところです。
努力すればこのレベルまで行けるんだ、っていうロールモデルですよね。
たまに真似しにくいなぁ~って感じる音源がある(何が原因かは分からない)んですが、ぶろりさんの音声は個人的にはものすごく真似しやすかったです。
イギリス英語らしいイントネーションっていうのも分かった気がします。
公式サイトでこの本のダウンロード音声を確認することが可能なので気になる方は是非。
ぶろりさんの素晴らしい発音はTwitter・Youtubeでも確認いただけます。
Geological Discovery Excitement
CEFR C2レベルの語彙を使って作成したショートストーリーです🇬🇧https://t.co/dO89CYJmns— ˈmɪstə ˈbrɒli (@mr_brolly) February 18, 2023
発音記号付の解説
母音23個は詳しめ、子音28個はサラッとした解説があります。
母音はその母音を使った単語5つ、子音はアイウエオをつけて練習するプログラムです。
ガチの英語初心者には、練習する単語の発音記号が全部書いてあるのがめちゃくちゃありがたい。
発音練習するためにまず自分で発音記号確認して本に書き込んで……ってなるともうやる気が行方不明になってしまうんですよ……。
なので本当に痒いところに手が届く発音本だなぁと感激しています。
この本を実践してどうなったのか
言葉を発するのも躊躇う日本語英語なガッチガチの初心者でしたが、この本の音声と一緒に声を出していたら、成果がありました。
練習して3ヶ月で洋楽の単語が耳に飛び込んできた
洋楽は好きだったんですが、歌詞は全く意味が分からないし、調べたこともなかったんですよね。
わたしにとっての音楽っていうのは音を楽しむもので、歌詞の意味は日本語歌詞の邦楽ですら知らなくて、カラオケに行って歌詞が画面に表示されて初めて「こんな歌詞やったんや!」と驚くものでした。
ところが、そんな音楽(洋楽)を聞いていたときに、急に単語・フレーズが耳に入ってくるようになったんです。
「あれ、今のところ○○って言ってた?!」
っていう、「この問題、進研○ミで見た!」みたいなアハ体験がありました。
そんなことは今までの人生で1回もなかったので(日本語の歌は今でも歌詞を理解せず聞いている)、本当にびっくりしました。
ちなみに、聞いてたのはLady Gagaでした。
ハッキリ話してくれる人の英語が分かるようになった
洋楽の次は、Youtubeで英語話者の動画を見たときでした。
有難いことに、Youtubeって界隈によっては英語の動画を翻訳してくれている動画があるんですよね。
そこのビートボックスという、楽器を使わずアカペラみたいな感じで音楽をやる界隈がありまして(雑な説明で申し訳ありません)。
ビートボックス界隈って、英語話者の方が大多数のようなので、翻訳動画が沢山あるんです。
その翻訳動画を見ていたんですが、発音練習し始めて3、4ヶ月ぐらいで急にハッキリと聞こえていることに気付きました。
上は日本代表でビートボックスの世界大会みたいなもの(GBB)に出場したRofuという2人組のパフォーマンスに対してMadoxさんがリアクションするという、わたしのお気に入りの動画。
Rofuさんのパフォーマンスが面白いし、Madoxさんのリアクションも楽しいので、何度も見てしまう動画です。
Madoxさんという方、詳しく調べた訳じゃないんですが、ドイツの方(?)で、ものすごくクリーンな英語(だと思う……わたしが聞き取りやすいだけの相性の可能性もありますが)で、いつの間にやらハッキリ聞こえるようになってました。
Izzyさんは最近見付けたんですが、上のModernRPを話す方法という動画で出会いました。
あまりにもハッキリ聞こえるので「わたしの英語力上がったな?!」と錯覚するほどでした。
(他の動画は聞き取れない部分あるので錯覚でした。精進します)
単語や文法知識がまだまだ(というかまだ勉強できてない)なので、100%聞き取れてる訳ではないです。
ただ、相手が英語で言ってることが聞き取れるようになったっていうのはめちゃくちゃ大きな進歩だと思うので、とても嬉しいです。
単語やフレーズを口にすることができるようになった
今までは発音が分からなかったので英語が聞き取れないし、もちろん話せなかったし、正しい発音が分からないので口に出そうとも思わなかったです。
たまに真似してみても「何か違うのは分かるけど、何が違うのか分からん……」となって、お手本と全然違う自分の声にずっと絶望していました。
それが、発音を毎日一通り練習してそれらしく発音できるようになると、お手本を真似した自分の声が少しマシに思えるようになってくるんです。
以前より英語学習が前進しているという実感があるのが嬉しいし、発音を調べるのも以前よりは億劫じゃなくなりました。
結果、真似してみることができるようになったので、聞き取れたフレーズをとりあえず真似してみる、楽しい英語学習ができるようになりました。
超入門・勉強法についてのQ&A
想定質問集やっていきましょう。
高くない?
値段の話をされると、ピカソのエピソードを思い出すんですよね。
ファンの女性がピカソに絵を描いてほしいと紙ナプキン(ご飯屋さんとかにあるやつね)を渡すと、ピカソはサラッと30秒程度で絵を描いて、「この絵の価値は100万ドルです」と女性に伝えます。
「30秒でナプキンに描いた絵が100万ドル?!」と驚く女性にピカソが「この絵は描くのに30秒かかったのではなく、(自分が研鑽を積んできた)30年と30秒かかっているからだ」と主張する、というお話です。
(とはいえこの話、ソースがあやふやらしいので寓話としてフワッと聞いておいていただけると幸い)
ぶろりさんがとんでもない努力で今の英語発音を手に入れられて、その努力があった上で発音向上の最短距離をわたしたちに教えてくださる教材が、約2000円な訳です。
わたしは高いとは思いませんでした。
それに、万が一この教材が無料配布だったとしたら、コストかけてないものに真剣に取り組めたかなぁ(反語)という気持ちもあるので、お金を払った方がいいなとわたしは思っています。
対象者は? 初心者でもできる?
発音は初心者の方こそやった方がいい(テキトーに発音するようになって後で矯正するより、最初からキレイな発音に近付ける努力した方が楽)と思うので、初心者におすすめ!
全部の単語に発音記号が併記されているので、初心者でも全く問題なしです。
1回たった15分(未満)なのも勉強しやすいですよね。
初心者がいきなり毎日1時間発音練習で声出すのしんどいよ。
かと言って1時間の教材を分けてやるにしても、教材をどこで区切るとか自分で考えるのめっちゃ面倒臭いしね……(ズボラ根性丸出し)。
中上級者の方も基本に立ち返る、ってときに1回15分で発音の勉強が一通り終えられるの、ものすごくいい教材だと思います。
最近はセンター試験とかにもイギリス英語発音出てくるらしいので、学生さんも買って損なしだと思う!
つまり、対象者は英語学習者全般ってことですね。
1日どれぐらいやった?
根性無しなので、1日1回15分しかできませんでした。
できない日もあったので、大体週6ぐらいのスケジュール感。
でも1日1回でも効果があったので、マジで時間ないって人でも大丈夫だと胸を張って言えます!
どれぐらいでどんな効果を感じた?
3ヶ月ぐらいで「あれ? 聞き取れる単語・フレーズがあるぞ!」って気付いた、という感じ。
週6回、1日1回3ヶ月で実感できたので、もっと時間かけれたらもっと早く効果を感じられると思います。
なので皆様も是非、3ヶ月やってみてほしい~!
マジでおすすめ!
飽きっぽい、ズボラなわたしでもできたから大体の人はいけるはず!
発音記号を覚えられたのも良かった!
英語喋れるようになった?
正しい発音が分かるようになって、単語やフレーズを口にするのにためらいがなくなりました。
辞書とかの発音記号が読めるようになったのもあって、声を出すハードルが下がった感じ。
単語と文法の勉強して、話す練習したら、できるようになるとは思います。
もう単語・文法は問題なしよ! という方ならもっと効果ありそう。
この本で発音練習する前の「何やかんや言うても、結局英語なんか喋られへんねん! 日本人は日本語だけ喋れたら生きていけんねん!」みたいな諦めの気持ちはなくなりました。
自分の自信になる土台ができた感じですね。
そういう意味では、英語やり直しで最初に発音勉強して良かったなと思います。
デメリット・良くない点は?
あえて言うなら、発音の解説(特に子音)はサラッとしているので、この本だけではカバーしきれない部分はあると思います。
ただ、この本のコンセプトは超入門! なので「この本やった後は次の発音本とか実践練習してね」って始めのページにも記載があります。
「これ1冊でカンペキ!」という性質の本ではないので、そりゃそうだって感じですね。
個人的に、わたしはそこまで困りませんでした。
今までの中途半端にやって挫折してきた英語発音の知識がぬるっと役に立ちました。
ちなみに、わたしが今まで練習したことある・読んだことある本としては(大体時系列順)
・『英語耳』(そこそこやったけどお手本と自分の「何か違う」の原因が分からず挫折)
・『日本人のための英語発音完全教本』(英語を話す前の声出し練習はやってたけど大ボリュームな教材を使いこなせずソッ…と本棚に戻した)
・フォニックス本(日本語版と英語版)(アルファベットの読み方は何となく分かったけど、それで? って感じで自分の中で使える知識にはならず)
・『Tree or Three?』(英語読めない上にグループワークとか独習でできねぇ~って理由つけて3ユニットぐらいで放り出す)
・『English Pronunciation in Use Elementary Book』(説明が英語・ワークが解けず辛い義務みたいに思えてきて5ユニットぐらいで諦める)
・『イギリス英語発音教本』(お手本と「何か違う」原因分からず・発音練習の単語がイギリスの地名とかで馴染みなさすぎて心が折れた)
・『英語喉』(やっと「何か違う」のが発声方法だと気付くが筆者の主義主張が……なのである程度練習した後は自然と手が離れた)
・『Get Rid of your Accent』(効果は感じたが説明が英語で本当に理解できてるか自信ない上に実力以上の英語リーディングになって疲れる・お手本音声がわたし的にものすごく真似しにくくて結果:放置)
・『脱・日本語なまり』(ひと通り読んで深い納得があったので練習しようとした途端、公式サイトが見れなくなったため練習できず)
・『イギリス英語でしゃべりたい!: UK発音パーフェクトガイド 〈新装版〉』(つい最近購入。今は少しづつ読んでいるところ)
の上記ぐらいです(挫折しすぎ……)。
1冊、別の本を参考にするとしたら、今なら『イギリス英語でしゃべりたい!: UK発音パーフェクトガイド 〈新装版〉』あたりがいいかも。
ただ、『イギリス英語でしゃべりたい!』の音声もやっぱり1時間以上あるんですよね。
わたしみたいなズボラな方は『超入門』をベースに、分からないことがあるときに『イギリス英語でしゃべりたい!』を辞書みたいな形で参考にするのが良いかもしれません。
説明が英語でもOKでアプリがいいって方は『Get Rid of your Accent』もおすすめ。
とか色々書きましたが、何やかんや言うてもわたしが英語やり直し初心者レベルなので、必要ならそれぞれの本を実際に見る・レビューを見て買う方がいいとは思います!
まとめ:みんな買って!!!
まとめると……
・1回15分以内で取り組むハードルが低くて続けやすい
・発音できるようになることで自信を持てるようになる
・リスニング・スピーキングにも効果あり
他の教材では続けられなかったズボラが今や半年以上続けられて自信になっているので、イギリス英語発音に少しでも興味ある方は是非買ってやってみてほしい!
マジで、全力でおすすめです。
著者のぶろりさんは個別発音指導もされてるので、Twitter等で相談されるのも良いかもしれませんね。
わたしも2023年1月にぶろりさんのイギリス英語発音ワークショップに参加させてもらって、凄く刺激を受けたし、本だけでは知り得ない情報も受け取れました。
また指導を受けれたらいいなぁと思ってます(いつの日になるんだろうか……)。
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